やわらかマネジメントメソッドについて

| やわらかマネジメントは、 「初めて部下を持つ“やさしくまじめなマネジャー”が、自分の特性を活かして、チームで成果を出すこと」を目的にした実践メソッドです。 そのために必要なのが「3つのマネジメント」です。 ①自分を整えるセルフマネジメント ②自分と他者をつなぐコミュニケーションマネジメント ③自走できる組織になるチームマネジメント この3つは、単なるスキルの寄せ集めではなく、 上記の目的を達成するために必要な要素を構造化したものです。 3つがつながって初めて、“頑張り続けなくても回るマネジメント”が実現していきます。 1つずつ解説します。 ====================== ①自分を整えるセルフマネジメント ====================== 最初のフェーズは「自分を整える」です。 え? 部下マネジメントなんだから他者への働きかけではないの? そう思った方もいらっしゃるでしょう。 しかし、「自分を整える」を無視して 知識やスキルを学んだり、表面上の問題解決に走っても、 必ず以下のような苦しい状態にリバウンドします。 ・自分を後回しにしてしまう ・相手に合わせすぎて疲弊する ・一人で抱え込みやすい ・チームが自走せず、自分が回し続けている なぜならば、ここに戻るように無意識に設計された強力な癖があるからです。 この癖を緩めない限り、学んだスキルをさらに燃料に変えながら状態を強化します。 走るフォームが悪いまま筋力をつけていき、体への負担を大きくしていく現象に似ています。 まずは、立ち止まって「苦しい状態を引き起こす自分の癖」を理解し、 徐々に修正する(緩める・手放す)必要があります。 また、マネジャーやリーダーはコンディションコントロールも大切な仕事の1つです。 心身の状態が悪いと、感情に振り回され、ネガティブな思考にとらわれ、行動力が失われます。 冷静な判断も、大胆な発想も、チームを活性化することもできません。 自分一人だけではなく、チーム全体に悪影響をもたらします。 だからこそ、「セルフケアの習慣化」「感情コントロール」「セルフイメージ更新」などに一緒に取り組み、まずは自身の「余白」をつくりましょう。 <期待できる変化> 気持ちに余裕が生まれる/気疲れしにくくなる/判断が迷いにくくなる/自己否定の言葉が減る/ 必要以上に背負わなくなる/完璧思考や白黒思考が緩む/目指す姿が明確になる/希望が見える/ モチベーションが高まる/声をかけられやすくなる など ========================== ②自分と他者をつなぐコミュニケーションマネジメント ========================== コミュニケーションマネジメントと聞くと 「相手を意のままに操作できるリモコン」があればと期待したくなりますが、もちろんありません。 むしろ、そんな思いは見透かされ、信頼関係を崩す要因となります。 では、ここでは何をするのか? 「よいコミュニケーションとは、『自分の言いたいこと』を『相手が食べたい形』に料理すること」 と言われるように、コミュニケーションは究極「人間理解」に尽きます。 ここでフェーズ1の「自分が整えること」が2つの意味で効いてきます。 1つ目は「相手を冷静に見る余裕」が生まれることです。 自分が満たされることで、相手のことをフラットに考えられます。 順番が大事です。 2つ目は「他者理解の土台」ができ始めていることです。 他者理解は自己理解の深さに相関しますから、フェーズ1で自分に向き合った時間は よいコミュニーション(人間理解)への布石になっているのです。 突き詰めると次の2つを徹底的に問うていくことです。 ・あなたがコミュニケーションを取りたい相手はどんな人なのか? ・その人はどんな関わりを欲しているのか? これらを個別ケースに置いて一緒に考えていきます。 その上で、有効な知識や技術はお伝えします。 必要であれば練習し、最後は現場で少しずつ試していきます。 ここまで読んでおわかりいただける通り、 フェーズ2では単に口から出るセリフを変える「台本チェンジ」ではありません。 あなたの中の「人間観」が変わることで、関わり方は自然と変わっていきます。 関わり方が変われば、関係性が変わっていきます。 <期待できる変化> 人と話すのが楽になる/報連相が増える/相手(自分)のよさに気づく/発言が前向きになる 誤解・ストレス・言い訳・我慢が減る/納得・笑顔・感謝・前向きが増える/新しい発想が浮かぶ/ 雑談が増える/注意や依頼が自然にできる/信頼関係が深まる/あなたへの印象が変わる など ===================== ③自走できる組織になるチームマネジメント ===================== あえて「自走できる組織にする」とは書いていません。 チームを育てるのはマネジャーだけではなく、チーム全体で取り組む仕事だからです。 マネジャーひとりが張り切るほど、チームは自走から遠のきます。 「理想のチームを一緒に目指す過程で自走するメンバーが増えていく」です。 そのためには理想のチームをメンバー全員で共有し、 メンバーに仕事や役割を任せていく必要があります。 ここでフェーズ2の「人間理解」が効果を発揮します。 理想の組織像が一致しているからこそ、みんながそこを目指したくなります。 あなたがメンバーの想いや特性を理解できているからこそ、誰に何を託せばよいのかがわかります。 信頼関係が構築されているからこそ、助け合えます。 制度や仕組み、あるいは言葉だけ変えても、本当の意味でチームは変わりません。 ・あなたやメンバーはどんなチームにしていきたいのか? ・誰にどんな力を貸して欲しいのか? ・自分が担うべき役割は何なのか? ・あなたが手放すことで得られるのは何か? これらを一緒に考えながら、メンバーが自分の足で走りたくなる環境をつくっていきます。 <期待できる変化> 抱え込みが減る/助け合いが生まれる/積極的な意見が増える/問題が小さいうちに見つかる/ メンバーが組織運営に参加する/マネジャー不在でも会議が成立する/挑戦するメンバーが増える/ 「ここに移籍したい」という声が届く/上司からの信頼が増す/評価が上がる/家族の機嫌がよくなる など |
